2022/04/04(月)雨・14/54
標高差=約2700m、参加=3名
5:15、天女山口から出発。車は2~3台。天気は良く風もない。
絶好の登山日和。後で分かったが、この日、最初の登山者は、何と
前日の23:30に出発したという。
しかも、単独で。目的は、三ッ頭で日の出を撮影したかったと言った。
ただ、残念ながら、日の出には、間に合わなかったようだ。
下部の雪は少なかった。しかし、上部は、昨日の寒の戻りの雨が雪で
真っ白に染まっていた。
新雪の大雪は怖い。ニュースでは、昨日1日、すぐ隣の赤岳で雪崩が
あり、1名巻き込まれ死亡したという。要注意である。
今回のコースは、昨年末、悪天候で前三ッ頭上で撤退したところ。
そんな意味で、今回は「リベンジ」の山だった。年末は雪が深く
ラッセルが大変だった。加えて低温で非常に厳しい山だった。
振り向けば、富士山が大きかった。前回は、この辺りで、既に山は咆哮していた。
厳しい前三ッ頭の上りにかかる。前回も苦労したところ。
ここでKのコンタクトレンズがズレてしまった。ストックが当たった
らしい。鏡がないので修正出来ない。その時、前後していた単独の中年
女性が手伝ってくれ、事なきを得た。
彼女は東京の「ジャック&べティ」という山の会所属だった。強い方で
ストックなしでグングン上る。結局、私とKより速く登頂した。
こんな厳しい山に単独でよく来るなと感心するやら驚くやら。8:45、
ようやく、前三ッ頭(2365m)着。昨年末、撤退したとこだ。登山口
から3時間半。これでもまだ行程は半分だった。
つづく