檜洞丸・2

2022/05/17(火)晴・19/72

シロヤシオを堪能、愛でつつ上る。上部は、山道が荒れて、木製の階段が続く。これは多くの登山者が訪れる、オーバー・ユース(過剰利用)である。

尾瀬の至仏岳は、やはりオーバー・ユースで、登山道を一時閉鎖したことがある。私が登山を始めた、55年前は、こんなことは予想できなかった。

それは確かに「シロヤシオ」の人気もある。ただ、それだけではないだろう。やはり「人間の自然回帰」だ。人間の脳には、原始の野生が残っているのだ。

つつじ新道上部

上部・2

上部・3

だから「山が好きになる」。といっても、全ての方が、そうなる訳ではないですが・・・。

登山道脇のブナ林で青年が、ブナ観察をしていた。聞けば「ブナの展葉」を調べているという。彼はそのような調査会社の社員で、仕事でやっているといった。かなりの頻度で上っているようだが、仕事とはいえ、ここまで頻繁に上るのは大変だ。

何故か、印象的な「白い長靴」を履いていた。この件は、ネット記事が多い。研究して下さい。

フェノロジー.indd (agri-kanagawa.jp)

ブナ観察の彼・1

ブナ観察の彼・2

10時、3時間半で山頂に達した。ノンビリ・ユックリ上ったが、時間的には、いつもと変わらなかった。ユックリ・ノンビリ上った方が、気持ち・精神的には、安気でよろしい。

時間が早いので、山頂の登山者は少なかった。ちょうどベンチが空いたので昼食。当日は、車の運転がないので、ビアをいただいた。Yさんもやった。Yさん曰く「ビアをやると、ダルく眠くならないですか?」だったが、全くそのようなことはない。私の場合、むしろ、栄養価が高いビアは、体にイイ結果となる。

以前、槍ヶ岳で、ビア大ジョッキ2杯=2000-、ラーメン=1000-の大盤振る舞いを経験した。暑い夏だったので、以後は、絶好調だった。( ´艸`)

頂上・1

頂上・2

頂上・3

昼食を摂っていると、背後から若い男女が4名上って来た。彼らは、檜洞丸・北尾根のバリエーションを上って来た。ザックには、「チエーン・アイゼン」が下がっていた。私も以前、御坂のバリで一度使ったが、確かに有効だ。

山頂は結構低温だったが、何と3名は半そでだった。「寒くないか?」と聞けば、若い女性は「暑くてしょうがない」だった。

いやはや、「若いことはスバらしい!!」と舌を巻いた。若い好人物的な彼とは、バリ―エーション話で盛り上がった。若い方が、バリエーションをやるのは嬉しい。

下山・1

下山・2

下山・3

昼食を終え、下山にかかる。下から多くの方が上って来る。これがイヤで下山は、別コース予定だったが、慣れない方が居ることと、ガスが出て来たことで、つつじ新道を下った。

しかし、それはそれで結構楽しかった。相当年配と思った男性を激励した。余りに苦しそうに上っていたからだ。顔から80歳くらいと思ったが、聞いたら、70歳といった。「私は75歳です」と更に激励した。

遅い時間に20名位の団体に会った。浜松から来たという。既に13時近く、随分遅い。浜松から来るのでは、相当早く来る必要がある。下山は、混んでいて、上りと変わらないタイムだった。

再び、東沢を渡り帰着。イイ山だった。今回は、ユックリ・ノンビリ上った方が、体には楽という結論だった。

ど~が~(動画)  susono-reihou.babyblue.jp/0000-27.mp4

おわり