2022/05/18(水)晴・19/67
5月11日のつづき
下山者の様々な情報から、「あがりこ大王」から上るのは、負担が大きいと判断した。
ではどうするか。
中島台の林道は、物凄い大回りだが、最終的に祓川に出る。ただ、現在は、除雪が進んでいないので、中島台から先は入れない。
「山スキー百山」の本では、この林道を標高約700m付近まで上り、「本庄高校山岳部OB会・中島山小屋」付近から、祓川に上るルートが紹介されている。
今回は、このルートを採用する。林道は長かった。標高差約300mを、1時間半掛かって中島台山小屋に着いた。林道は効率が悪い。小屋裏から雪は繋がっていた。しかし、この小屋は地図にも記載がない不思議な存在だ。
これなら問題はない。判断は間違いなかった。30分程藪が五月蠅かったが、次第に歩き易くなった。
1時間程上り、何かを感じ、フッと上部を見たら黒い塊が、「ピョンピョン」と雪上を
走っていった。「小熊」だった。「熊」も人間が怖いだろう。そそくさと逃げてくれて良かった。流石に鳥海山。原始が保たれていた。
ここからイイ感じのブナの森が続いていた。ただ、何となく、また熊がでそうで用心。警戒で遭難時使う笛をピーピー吹いて進んだ。
つづく(日記2~3日、休みます)