雨の記憶

2022/06/22(水)曇・24/89

今日は、6月度・富士山一周ウオーキングだったが、大雨予報で中止。

今朝は止んで薄日が差しているが、昨夜は豪雨だった。

野外活動は、天気次第。

先日も伊豆巡礼で「キリション(霧雨)」が続いたが、霧雨でもイヤなものだ。

天気にまつわる、山の思いだは数々。

19歳、初めてのアルプス・転付峠

今でもよく覚えているのが、1976年8月12日~19日の剣岳

六峰Cフェース、本峰南壁、チンネ左稜線、北条・新村ルートなど上った。

その年は、悪天候で雨が続いた。

14日は、富山県地方が集中豪雨で被害続出。毛勝山で三人遭難した。

来る日も来る日も雨。気温も低かった。

16日雨の中、池ノ谷(いけのたん)乗超から池ノ谷を下る。

下から若い男性が一人上って来た。

彼は我々を見て、開口一番、「何か食べるモノはありませんか」だった。

聞けば、連日の雨でマッチが使えなく、調理が出来ず、何も食べれなかった

といった。

余りに気の毒だったので、食べるモノを上げた。

46年経ても鮮烈に残る、「雨の記憶」だった。

その日は、チンネ左稜線を登攀した。

つづく