山岳遭難・6

2023/01/25(水)晴・9/45

今日は、第一回・伊豆一周ウ―キング。恋人岬から土肥を歩く。目玉は、「土肥さくら」。天気は、厳しいが頑張ろう。

 

つづき

12日、「口元のタル」を過ぎて、ゴルジュに入る。核心部だった。

私が空身で渡渉する。流れが急で苦労した。私のザックは、ザイルで渡した。

加藤・長岡のは渡しきれず、背負って渡った。流れの音が大きく声が通らない。

二番手は長岡。ザックを背負って来てくれと指示。長岡はザックを背負い深みに入る。

 

立ち泳ぎで来れば、長身の長岡は問題ないが、水平に泳ごうとした長岡は悪い右手が抵抗なく水中を切ったので、少し焦った。

顔も水中に少し没した。その後、体が右手を下にねじれ、左手で岩壁を掴み渡った。

水から上がり長岡は開口一番「外れたみたい(肩が)」と報告。7時だった。私が2度3度、挿入を試みたが入らなかった。

全身が濡れ寒いので、広い場所でテントを張り、焚火を行う。

下から、会報を交換している、町田グラウスが6~7名来た。心配して頂き、助言と激励を受け、湿布の手当をして貰った。

8時、これ以上待てないので、加藤と救助連絡のため、奥黒部ヒュッテに走る。

9時半、ヒュッテで救助依頼。ヒュッテは好意的だった。再び上り返すと、ビンカ付近でヘリが飛来。

昨日、後ろから来た、仙台山岳会パーティーに、11時45分位にピックアップされたと報告を受けた。

長岡が残したテントなど背負ってヒュッテに下る。ヘリは、富山県の防災ヘリ。

病院は、富山県立中央病院と報告を受ける。とても疲れたので、ヒュッテでテント泊。

 

13日=4時発、6時半の船で渡る。先日の船頭が、「友人は、大丈夫」といってくれた。「ロッジ・くろよん」で長岡に連絡。長岡は即退院し大町にいた。肩は入ってしまえば、全く問題ない。

大町温泉郷で再会し、帰静した。反省は多かった。

http://susono-reihou.babyblue.jp/563.pdf

 

(日記は、24日、書きました)

編笠山

青年小屋