2024/02/16(金)晴・17/40 夕べの風は凄かった。春一番みたい。
つづき
標高点2101mを過ぎた。
この尾根は、「ニセ・ピーク」が多かった。
同じ様なピークが幾つも現れる。
越えても越えても、本峰は現れない。
そんな辛い状況の中、嬉しいことがあった。
見れば、「カモシカ」がジッとこちらを見ていた。
まだ、若い毛並みが良いシカだった。
ただ、逆光でうまくなかった。
カモシカは、いわゆる、シカの仲間ではなく、牛科に属する。
「カモシカの様な足」と例えるが、案外、そうでもないかも。
しかし、一服の清涼だった。
更に頑張って上る。
雪も深くなって来た。
カラマツが疎らになると、浅間山が次第にその雄姿を現した。
剣ヶ峰は絶頂だった。
先は断崖絶壁で進むことは出来ない。
大空間の先に巨大な浅間山があった。
ここまで、4時間半の激上りだった。
つづく