2023/11/03(晴)・20/40
このところ、「クマ」とのトラブルが絶えない。
北海道・東北はもとより、伊豆・富士山麓でも目撃情報が
相次いでいる。
原因は何か。
山に「クマ」の食料が少ないようだ。
クマは雑食だが、この辺りでは、動物性たんぱく質は少ないから、
ドングリやブナの実などが中心。
ところが、今年の猛暑で山の実は少ない。
実際、我々も先日、愛鷹連峰で「ブナ結実」観察を行ったが、
ほとんどのブナで結実はなかった。
愛鷹連峰の場合は、毎年、実は出来ない。
他の山域も今年は少ないようだ。
実際かどうか不明だが、TVで映していたヒグマがギロギロに瘠せていた。
やはり海水温が高く、サケ・マスの遡上が少ないという。
「クマ」も山にエサがないと下界に下り、人間とトラブる。
ツキノワクマは、昔は大人しく、人間を襲わないと言われたが、
昨今はそんなことはない。
腹が減ったクマは気が立っているから危険だ。