クマ

2023/11/03(晴)・20/40

このところ、「クマ」とのトラブルが絶えない。

北海道・東北はもとより、伊豆・富士山麓でも目撃情報が

相次いでいる。

原因は何か。

山に「クマ」の食料が少ないようだ。

クマは雑食だが、この辺りでは、動物性たんぱく質は少ないから、

ドングリやブナの実などが中心。

ところが、今年の猛暑で山の実は少ない。

実際、我々も先日、愛鷹連峰で「ブナ結実」観察を行ったが、

ほとんどのブナで結実はなかった。

ブナの実(2023年10月)

2019年10月

2019年10月

愛鷹連峰の場合は、毎年、実は出来ない。

他の山域も今年は少ないようだ。

実際かどうか不明だが、TVで映していたヒグマがギロギロに瘠せていた。

やはり海水温が高く、サケ・マスの遡上が少ないという。

「クマ」も山にエサがないと下界に下り、人間とトラブる。

ツキノワクマは、昔は大人しく、人間を襲わないと言われたが、

昨今はそんなことはない。

腹が減ったクマは気が立っているから危険だ。