小楢山・2

2022/10/18(火)曇・22/76

つづき

 小さな岩場を越えると、「妙見山」や「父恋いし」の登山道と合流する。バリエーションはここで終了し一般道になる。少し下ると看板があった。「母恋し」「妙見山」「幕岩」「焼山峠」「山頂」の分岐。

道標

山頂は、10分程度で到着。今回の山は、バリエーションの妙味だが、何といっても山頂の展望が「売り」だった。ところがどうだろう。自称「晴れ男」のYちゃんが居るにも関わらず、生憎のガスだった。

小楢山山頂

ただ、ガスは低く垂れこみ、上空は晴れて時々、青空が覗く。しかし、まあ、これだけはどうにもならないので、そそくさと昼食にした。昼食を食べていると、何処かのアベックがやってきた。若い女性が眼前の景色に見とれたのか、何故か皆の前で、ものの見事に「バタン」と転倒した。足元に丸い岩があったのだ。

アベック(若い人はイイ!!)

一瞬、全員凍り付いたが、その後、「全員で大笑い」だった。彼氏・彼女も大らかの方で、一緒に大笑いで、山頂は大いに「盛り上がった」

彼氏・彼女は、結婚はしていなく、「まだ、友人・恋人」だった。しかし、若い方はイイ。何があっても笑って過ごしている。そんな感じは、実に微笑ましかった。(ああ、俺たちにも、あんな時代があったんかな。ホント??!!)

昼食

そのうち、何かの弾みで甲州人の話題になった。曰く「甲州人と甲州べー(牛)は、気を付けろ(牛の糞は表面は硬いが中はグジャグジャで踏んだら最悪)」になった。以前の御坂・キノコ屋の顛末、その後の河口湖・ソバ屋のトラブルで盛り上がった。

しかし、その後、この日は、意外な場所で甲州人の「気風の良さを」感じることになると、この時、思わなかった。

下山

転倒した彼女に記念写真を撮ってもらい下山。結局、霧は晴れなかった。残念。さあ、ここから下山がポイントだった。前回は、ナビも無かったが、少しルートを外しつつもマアマアだった。しかし、今回はどうだろう??

一般道から、バリエーションに入る。帰着しGPS軌跡を見たが、50mほど下った所で、既にルートを外していた。いつも一番感じることは、実際の地形と地図のイメージが違うことだ。

今回は、右に大きく深い谷があった。地図では、その沢がどう見ても見いだせない。難しいものだ。

つづく