2022/07/26(火)雨・29/82
このところ山岳遭難事故が多い。
殆ど、毎日何処かで事故が発生する。
私も過去、何回か直接・間接、事故に関わった。
大きな事故は死亡、比較的小さな事故でも入院。骨折・捻挫・怪我はザラ。
山は日常の世界ではない。だから素晴らしく感動する。
しかし、そこには危険が多い。
天気は不安定。雨・嵐・雷・濃霧は当たり前。整地された道はない。
道標は分かり難い。
野獣も居る。雪崩・落石・噴火もある。
そもそも、衣食住、全て背負って歩くので体力消耗は半端でない。
そんな中、全てを承知で山に入る。
それは他人に迷惑を掛けない限り自由だが、ただ、単独登山は避けたい。
相当の経験を有しても単独登山は難しい。
全てを己の能力で処理しなければならないからだ。
一昨日、剣で東京の単独女性(48歳)が滑落死。
恐らく剣岳北の、いわゆる北方稜線で滑落。
彼女がどのくらいの経験だったか、不明だが、
あそこは一般ルートでなく、ルート・ファイティング(コース選び)が厳しい。
好天ならリスクは低いが、悪天は厳しい。やはり単独はリスクが高い。
当会の安全登山五則
- 装備は出発前に点検しよう。
- 単独登山は止めよう。
- 早出・早着を心がけよう。
- 引き返す勇気を持とう。
- 下山(下降)は気を抜くな。
付録 ● 過去の事故を学ぼう。