2023/08/23(水)晴・29/87
つづき
沢の途中で下から上って来たオジサンにあった。
彼は、最近では珍しい「ワラジ」を履いていた。
昔、私も使ったことがある。
「ワラジ」は、藁で作ってあるので、傷みやすい。
使用時は、地下足袋を履いて、「ワラジ」を付ける。
現在は、なかなか入手出来ない。
オジサンは、「お祭り道具屋」で購入したといった。
オジサンと交流後、昼食時間で食事を摂った。
沢は、ここで終了。右手の左岸支流を詰めて一般道を目指した。
詰めは、急峻で厳しい上り。
勿論、道はないので、落ち葉が詰まった、狭いルンゼ(岩溝)を上る。
小一時間で尾根に出た。
出た尾根は、昨年12月、私が事故った場所の少し上だった。
このまま下れば、事故現場を再確認できたが、今回は、大谷ヶ丸に上り
西尾根を下るので、それは出来なかった。
沢装備から、登山装備に着替えていると、山は俄かに暗くなり、雷がゴロゴロ
鳴って来た。
素人だけなら、ここで下る所だが、西尾根下降の目的がある我々は、大谷ヶ丸
に向かった。
急な尾根を辿り、30分強で山頂着。山頂を楽しむ暇もなく、西尾根が
派生する北峰を目指した。
つづく