硫黄岳・2

2020/09/13(火)晴・26/70

大谷24号。あれでよく入ったね。凄い。隣の畑の80歳のオジサンを久しぶりに見た。聞けば、「夏バテ」で10kg体重を落としたという。いかんせんヤバいので入院し点滴だった。暑さで食欲がなくなったという。また、就寝時、クーラーなしという。「暑くない」というが、むしろ感じないのだろうか??ちょっと危険かも。

 

つづき

ケルンの山

大きなケルン

岩場をこなし山頂着。先着隊は、12分前に着いたようだ。先着の3名は、山頂のケルンで他の登山者と大声で喋っていた。

普通、遅れた人がいた場合、山頂で迎えて、「お疲れ」「ご苦労様」「大丈夫」など一言、ねぎらいの言葉があるものだが、誰からも、そんな言葉はなかった。

ま、自分の事をいうのも何んだが、前回、大菩薩時、先着のGと私は、何分か山頂で待って、後発を迎えた。

これは単にセンチメンタルでなく、遅れた仲間を気遣うのは、「安全登山」の観点からでもある。「遅い」は、時として、不調であるかも知れないし、怪我をしているかもしれない。何か問題があるかも知れない。そんな配慮はパーティーとして必要なことで、基本的な事ではないか。

昼食

ともかく、12時を回り、空腹なので昼食。山頂は、大きなグランドみたい広い。

多くの方が食事をしていた。ただ、高山の貴重な草の上に皆んな座っている。これは自然保護観点からマズイ。厳しい環境の標高2700mで生きていくのは、草も同じだろう。仲間には草を避けるよう指示。

Kが持参した固形燃料を点けたが燃料の個体が殆どなかった。ロウソクでなく、ショウノウみたいなモノだった。「昇華」したようだ。物質が気体になるのは、下記の様である。そんなことを山頂で再学習した。

1.      液体の内部からの気化を沸騰

2.      液体の表面で起こる気化は蒸発

3.      元素や化合物が液体を経ずに固体から気体する現象を昇華

つづく

山頂の当薬竜胆(トウヤクリンドウ)