2023/05/17(晴)21/60
つづき
「胎内潜り」を通過し、更に厳しい上りが続く。この辺りは、石楠花が見事だった。「本(ほん)石楠花」と呼ばれるもので、北限とされていた。
再びロープをたぐり上ると、ようやく、権現岳に達した。地元の小学生も権現岳に上るというが、コースは我々が上ったコースでなく、この先のコルに上る、易しいコースがあった。
我々が上った棚口コースは、修験道のコースといわれる。権現岳から鉾ヶ岳、背後には、妙高山が大きかった。
石楠花がますます、見事に花開いていた。
陽が上り、カタクリは、花開いた。
ひと踏ん張りで、1280mのトッケ峰着。標高は、越前岳にも満たないが、この雪の多さはなんだろう。妙高が素晴らしかった。
ここまで長かった。鉾ヶ岳に向かう。下りがあるのでアイゼンを履く。雪は適当に締まり快適だった。
最低コルから鉾ヶ岳着。大汗を掻いてヘロヘロだった。私は2009年5月、島道コース以来、2回目の山頂だった。島道コースで時間は掛かったが、難しいコースではなかった。現在、同コースは、通行止めになっている。
愛鷹山系(大岳~鋸岳~位牌岳) (susono-reihou.babyblue.jp)
山頂で昼食。疲れすぎて珍しく食欲がなかった。ロープで腕の使い過ぎか、疲労か、怪我の首も痛かった。
つづく