山岳遭難

2022/04/12(火)晴・20/62

このところ、山岳遭難が多い。今朝のニュースだけでも4件。鳥海山で男性が行方不明、月山でクレバスに転落意識不明、などなど。

陽気が良くなると、山好きの人は、山に行く。普段から上っていれば問題はないが、タマに行くと問題が出る。

先日の南伊豆の事故は痛ましい。高齢の親子・山岳ガイドが亡くなった。親子の母は、高齢だが、クライミング指向だった。

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妙高・神奈山

ガイドは、国際級のガイドで熟達した方だった。

下世話な話で恐縮だが、ガイド料は安くない。このくらいの方では、日帰りでも一人5

万円程必要。そのくらい価値はあるということ。

それほどのガイドでも事故が発生し、クライアントも巻き込まれた。何故か。当事者が亡くなったので、詳細は不明。

ただ、経験的にいうと事故は、一瞬の出来事。「アッ」と思ったときは遅い。既に事故は発生している。だから、事故前に様々なことを想定し、想像し、予想する必要がある。

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面白「雪ダンゴ」

そこまで考えていれば対応が可能。だが、そうはいかない。

事故は、そのような考えが必要がない場所・時・人で起こる。だから、一瞬、短時間では対応が出来ず、取り返しが出来ない結果になる。

自然は怖い。人間の英知・想定をはるかに超えた世界。我々が出来ることは、常に「謙虚に畏敬の念で、疑い深く、控えめに」対処することだろう。

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自然は偉大で計り知れない